2021年6月20日に行われた、
第8戦ドイツGP ザクセンリンク
MotoGP世界選手権、
MotoGPクラスのレース結果&感想です。
各クラスのライダー情報はこちら
→motoGP moto2 moto3
MotoGP 予選情報
FP4
MotoGP クラスのみで行われる30分間の練習走行。
ビニャーレスがマルケスの後ろを走行。たまたま、かな。
Aマルケス転倒、1コーナー
Pエスパルガロ転倒、8コーナー
Q1
Q2へ進む上位2名を決める予選です。
気温32℃、低温やけどが発生するような気温。
ロッシとビニャーレスがQ1スタート。
サバドーリ転倒、12コーナー
ペトルッチがバスティアニーニに怒る(中指立てててちょっとびっくり!)
モルビデリ転倒、13コーナー(めずらしい)
レクオーナ転倒
Q2
グリッド決める予選、FP1~FP3のコンバインド(複合)タイムで上位10名が予選Q2からスタート。予選Q1の上位2名が予選Q2に進出するシステム。
1周目にマルケスがトップタイムを記録。
マルケスはピットで他のライダーを伺っている様子。
クアルタラロ怒る。
ブルーフラッグ、後ろを走りたくてコース上で互いを牽制。Moto3みたい。
ザルコ転倒、4コーナー
中上転倒、1コーナー
怒る人多いし、転倒も多い。まさかのGPクラスで牽制状態・・・と波乱を予感させる予選でした。
サーキット/コンディション情報
Hulu生放送の解説は、
宮城光さん
気温:28℃
路面温度:39℃
天気:曇り
予選より気温・路面温度ともに低い状態
無観客
ザクセンリンク
MotoGP開催コースの中で最も短いショートコース。全長4kmに満たない。
4コーナーから10コーナーは7連続左コーナーでタイヤに負担がかかる。
Mマルケスが10戦連続、ポールトゥウィンを達成。
コースが狭く抜かしづらい。
MotoGP レース結果
グリッド
1.ザルコ
2.クアルタラロ
3.アレイシ アプリリアGPクラス初のフロントロー
5.マルケス
9.中上
15.ロッシ(バスティアニーニ3グリット降格で)
21番グリッドのビニャーレスは、自身ワーストグリッド。
1秒以内に21台が連なる混戦状態。
ホールショット
※ 以下、周回開始時点のトップ3とできごとです。
アレイシ
Mマルケス
ザルコ
4.クアルタラロ
11.中上
13コーナーMマルケス1位に!
Moto2,Moto3クラスの様子から、12コーナーが抜かしどころだと思ってたけど、まさか13コーナーで抜かすとは!!やっぱりこのコースを熟知している、さすが!
2周目
Mマルケス
アレンシ
ザルコ
クアルタラロ
ミラー
11.中上
やっぱりザクセンリンクは得意なんだ、マルケス。
12コーナーでアレイシがMマルケスを抜かすけど、
13コーナーでマルケスが首位奪取。
2周目のファステストはミル
3周目
Mマルケス
アレイシ
ザルコ
クアルタラロ
ミラー
10.中上
数珠つなぎで走行、Moto3みたいになっている
いつも首位だった頃は「だれか抜かして~」なんて思ってたのに、Mマルケスがトップを走る姿に感動。
4周目
Mマルケス
アレイシ
ザルコ
ミラー
クアルタラロ
10.中上
ファステスト、Mマルケス
3周目
変わらず。
昔のように後続を引き離す展開にはならないけどマルケスがトップを走行
4周目
変わらず。
ファステスト、オリヴェイラ
5周目
Mマルケス
アレイシ
ザルコ
ミラー
クアルタラロ
12.中上
Aマルケス、ペトルッチ転倒、1コーナー
6周目
変わらず
サバドーリ転倒、11コーナー
7周目
Mマルケス
アレイシ
ザルコ
ミラー
オリヴェイラ
クアルタラロ
8周目
変わらず。
1コーナーでミラーがザルコかわし3番手へ
9周目
Mマルケス
アレイシ
ミラー
ザルコ
オリベイラ
クアルタラロ
12.中上
14.ロッシ
レッドクロスフラッグ、雨が降る(降ってる?)。
ホワイトフラッグ、マシン乗りかえOKになる。
マルケスの後ろ、GAP1.1秒
10周目
Mマルケス
アレイシ
ミラー
オリヴェイラ
ザルコ
クアルタラロ
12.中上
14.ロッシ
Mマルケスが徐々に後方を引き離し始める、なんだかうそみたいな展開。
どんどん差が広がって、
Mマルケスの後方、GAP1.69秒
11周目
マルケス
ミラー
オリヴェイラ
アレイシ
クアルタラロ
ザルコ
12.中上
14.ロッシ
Mマルケス後方、GAP1.83
オリベイラ2番手へ
少し雨が降っている様子。
12周目
マルケス
オリヴェイラ
ミラー
アレイシ
クアルタラロ
ザルコ
12.中上
15.ロッシ
強いマルケスだー
ファステスト、オリヴェイラ
13周目
トップ集団、変わらず。
ファステスト、オリヴェイラ
オリヴェイラがMマルクスに徐々に接近。
14周目
トップ集団、変わらず。
13.中上
15周目
トップ集団、変わらず。
Mマルケス、やっぱり得意なザクセンリンク!
でもまだハラハラする。。Mマルケス、無理してないよね?転ばないで~~
16周目
トップ集団、変わらず。
マルケス後方、GAP2.01
14.ロッシ
17周目
トップ集団、変わらず。
12コーナーでクアルタラロがアレイシ抜かして4番手へ
18周目
トップ集団、変わらず。
13.中上
14.ロッシ
マルケスの後ろ、GAP1.55
19周目
マルケス
オリベイラ
ミラー
クアルタラロ
アレイシ
ザルコ
12コーナーでクアルタラロがミラーを抜かして3番手へ
20周目
マルケス
オリベイラ
クアルタラロ
ミラー
アレイシ
ビンダー
ザルコは7番手に落ちる。
13.中上
14.ロッシ
マルケスの後ろ、GAP1.47、少しずつオリヴェイラが近づいてくる
21周目
トップ集団、変わらず。
Mマルケスの後ろはGAP3.5秒
22周目
トップ集団、変わらず。
マルケス復活が現実味を帯びてきました。
すごい!!
23周目
トップ集団、変わらず。
マルケスのチームメンバーがホームから「行け!行け!」とジェスチャー
マルケスの後ろGAP1.17
オリヴェイラの後ろGAP3.89
24周目
マルケス
オリヴェイラ
クアルタラロ
ミラー
ビンダー
アレイシ
ザルコ
Mマルケス、1コーナーでミス、転ばないで~
25周目
マルケスの後ろ、GAP約1秒
マルケスとオリヴェイラは、セクター1で差が広がり、その後のセクターで縮められる展開
26周目
マルケスの後ろ、GAP0.92
マルケス疲れが出てきている模様、がんばれ~!!!
27周目
マルケスの後ろ、GAP0.9
オリヴェイラがどんどん追い上げている
オリヴェイラの後ろのGAPは5.13に広がる
マルケスが疲れてるんじゃなくて、オリヴェイラが早いんだ!
28周目
ホームあと、マルケスの後ろ1.21
第3セクターあたり、マルケスの後ろ1.55
29周目
ホームあと、マルケスの後ろ1.52
第3セクターあたり、マルケスの後ろ1.99
30周目
Mマルケスがトップを守り切る
結果
1.Mマルケス
2.オリベイラ
3.クアルタラロ
13.中上
14.ロッシ
感無量!
あれ、こんなにマルケスのファンだったっけ?!ってほどに、夢中で応援していました。おめでとう、マルケス。
チームも大喜び。マルケスのお父さんも大喜び。お父さん、いつもオーバーリアクションでおもしろい。
早々にクアルタラロがMマルケスに近寄り肩をたたく。そういえば去年はトップを争う2人だったっけ。クアルタラロのこういうところ、良いですね!
1年半ぶりの優勝。ドイツGPは11大会連続制覇。
Mマルケスのインタビュー
自分のキャリアで大切なレースとなった・・・
と、語り始めるも涙ぐみながら言葉を失う。
世界中のファンが、ファンでなくても、きっと、もらい泣きした瞬間でした。
転倒が続いてたのに、いきなり優勝しちゃうんだもんなぁ。
表彰台では右手でトロフィー持とうとして持ちかえたり、右腕だけ上げなかったり、動きが全部左だけ。やっぱりまだ痛いのかな。
泣いてるマルケスを、クアルタラロがボディタッチして祝福。クアルタラロ、良い青年だ☆
ポイントランキング
1.クアルタラロ 131pt
2.ザルコ 109pt
3.ミラー 100pt
10.マルケス 41pt
13.中上 34pt
19.ロッシ 17pt
これまでの履歴はこちら↓
日本人/注目ライダーの結果
中上 貴晶
木曜日のインタビュー
「すごく好きなサーキットというわけではないけど、早く走れている。ターニングポイントとなる重要なレース、そろそろ良い成績を残したい。」
予選後のインタビュー
「正直もっといいラップタイムを期待していた。最後の転倒があってうまくまとめきれなかったのは反省点。バイクのフィーリングはすごくいい。9番手からいいレースができると思います。」
と語った中上選手。午前中のウォームアップ走行は3番手タイム!
タイヤは、Fミディアム、Rソフトという異色の選択。
宮城さんは、表彰台はすぐ目の前、後は扉を開けるだけ。ソフトタイヤの選択はスタートを決めたい、勝負の選択、と解説。
9番グリッドからスタートするも、ホールショットでは11番手に。その後もポジションを上げることができず、13番手でフィニッシュとなりました。
マルク マルケス
決勝前には、「得意なサーキットなのでほかのサーキットより感覚は良いけど、優勝は厳しい、完璧に走って表彰台。」と語っていたMマルケス。これまで3戦連続転倒リタイアが続き、復活にはまだ時間がかかるのかなぁと思っていたのに、裏切られました!
スタート直後、1コーナーでクアルタラロのインに飛び込みスルスルっと2番手へ。
1周目の13コーナー、早々にアレイシを交わして首位に。
2周目の12コーナーでアレイシに抜かされるも13コーナーで再び首位に立ち、その後は首位を守り続けて完走。
雨が降ってきたとき、観ているこちらは転倒をイメージしてしまったけど、マルケス自身は「自分のレースだ」と思ったそうです。
バレンティーノ ロッシ
15番グリッドからスタートして、結果は14番。
ロッシのスランプ状態を、年齢とともに高まった危険察知能力の影響と考察する記事を読みました。同世代なのものあり、妙に納得。
次戦後のサマーブレイク中に自身の進退について発表予定のロッシ。まだまだ走る姿を見ていたい・・・と思うのはファンの勝手な期待でしょうか。
ファビオ クアルタラロ
2番グリット、安定のフロントローからスタートするも、1コーナーでは4番手に。
序盤、徐々に順位を落とし6番手へ。中盤、10周目から巻き返し、17周目には4番手、19周目には3番手まで浮上し、そのままキープしてフィニッシュ。
インタビューでは、「マシンとのフィーリングが良くない中、価値のある3位」と語りました。不調と感じながら表彰台に登れる強さ、トップライダーの風格です。
クアルタラロのインタビューや行動は、いつも周囲への感謝とやさしさであふれています。今回はMマルケスを称える姿が印象的で。
ライダーの「ひと」としての大きさが、観ている私たちに感動を与えてくれます。
MotoGP まとめ
終わってみれば、Mマルケスの完璧な勝利でした。
中上、ロッシの表彰台が見たいなぁ。
次戦、オランダも目が離せません!
Hulu生放送で観られます。